東京都港区

七海愛写真展「somewher, anywher,nowher...」

沖縄写真タイフーン〈北から南から〉連動

  • アート・展示
  • リアルイベント

日程

2020年07月10日(金)

開場:10:30 閉場:17:00

開催期間:2020/06/23(火) 〜 2020/07/20(月)

会場

キヤノンギャラリー品川 〒108-8011 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー1F・2F

料金

入場料 無料

内容

6/23〜7/20開催
日曜祝日休廊

毎年沖縄で開催される写真プロジェクト「沖縄写真タイフーン<北から南から>」の連動写真展。七海愛が、2009年から2020年までに沖縄を中心に、各地で撮影した写真の中から、3枚から10枚程度重ね合わせ、画像処理を施した写真作品を約40点展示する。数枚の写真を無作為に選んで一枚の写真が作られているが、一つに溶け合うことで出来上がるのは、いつ・どこで撮られたかわからない一枚となる。特別な意味もなく写され、一枚では成立しなかった写真や、数年間日の目を見なかった写真も、その後の作業を経て一枚の写真作品として生みだされる。作品はすべてキヤノンの「PIXUS PRO-1」でプリントし展示する。

●作家メッセージ
どこかにいながら、何でもない写真を撮るところから始まる。
取り立てて意味もない、記録でもなく、それは生活の一部。
場所を変えても撮る対象はそれほど変わらなかった。
例えば沖縄。例えば北海道。鳥取に静岡、そしてドイツ。
公園に植わっている木、集まる鳩、散歩している犬と子供たち。
部屋の中のコップや洗濯物、時折差す木漏れ日に水面のきらめき、夕焼け。
日々の端々で撮られた断片を見返しても、相変わらず特別な意味は無い。
その写真の幾つかを、重ね合わせて混ぜ合わせる。
ハレーションを起こし、色調が反転し、退色する。
違う場所、違う時間、それらが溶け合うと 新しいイメージが生まれる。
新たに画面上で偶然出来上がったものだ。
どこでいつ撮られたかわからないイメージは写真特有の記録性を失ってゆく。
新しい世界、そのイメージは時空を軽やかに飛び越える。

●作家プロフィール
七海 愛 Chica Nanami
沖縄県八重山郡生まれ。2009年写真を撮り始める。2010年東松照明デジタルフォトワークショップ2期受講。2018年連続個展SuicideNoteを企画。連続個展カタログ『遺書』を制作。約半年間ドイツに滞在。2019年写真集「yellow」を刊行。

●個展
2019年
yellow/言事堂(沖縄)/bookobscura(東京)
2018年
Yomi/Das Japanische Haus Leipzig(ドイツ)
愛しのみちる/スタジオ新世界(沖縄)
Lieblings/rat & sheep(沖縄)
Farewell!!/PIN & UP Gallery(沖縄)

問合先

キヤノンギャラリーS

TEL:03-6719-9021